日々是愉日。
過去のブログ:

天国と地獄 Pt.Y

TTUCKER PAYNE -2007年10月26日
「“アンバサダーズ・オブ・ロック”HEAVEN AND HELL名古屋公演プレゼント、当選者の発表ですっっ!!!!」

ジラすにジラされやっとようやく、である。稚拙な表現で申し訳ないが否が応でもテンションが上がる。そこからの私はもう無我夢中だった。
音声のみに集中する為、そして劇的さを演出する為ブラインドを下ろし灯りを消す(勿論部屋の中は私一人)。暗闇の中スピーカーにべったり顔を近付ける(勿論部屋の中は私一人)。―――私は自分で、当たっている事を知っている。が、
(うわっっ、当たった…っっ!!)
と驚く用意も万全だ(勿論部屋の中は…)。

一人目に発表された当選者は20才の女性であった。「2組4名様御招待」なので、もう一人コールされる。
(も〜政則さんったら最後の最後迄引っ張るぅ??別にかまへんけどさぁ/笑顔)
王者の貫禄を備えた私は心も広い。仕切り直しをして再び集中力を最大限迄高める。


「それでは二人目の当選者は―――」
感嘆の声を漏らそうとしたその時、


「××××さんです!」

「ダレ?」


政則氏は、正に私の名前を呼ぶタイミングその瞬間に、全っっったく聞いた事もない人の名前を呼んだ。
私は真っ暗な部屋の中で一人「ダレ」とだけ呟いた。

暗闇の中にいる筈なのに、視界が真っ白になった。聴覚の遠くの方で相変わらず政則氏は軽妙洒落に放送を進めている。こめかみを撃ち抜かれた様な衝撃から、私は徐々に帰って来た―――。



私は、当選していなかった。
 

天国と地獄 Pt.X

TTUCKER PAYNE -2007年10月25日
朝帰宅した私は眠い目を叩き起こして早速録音しておいたラジオ番組“ロック・オン”を聴き返した。 ポール・ギルバートがこの番組の為に書き下ろしたジングルを合図にDJ伊藤政則氏の軽妙洒落な語り口が炸裂、景気良く番組はスタート。HM/HR、ROCKを巻き込んだ話題に彩られ血沸き肉躍る放送が展開された。

私はと言えば余裕の面持ちである。当然だ。私は当選しているのだから。当選を願ってどきどき放送を聴くのも良いが、予め自らの当選を“分かって”聴き進めるのも中々乙である。正に王者の貫禄と言った所か。
次々に繰り広げられる興味深い話題に、私は時間を忘れて引き込まれて行った。 気付けば、番組放送開始から1時間半が経過している。
(おや!??)

私は小さな疑問に捕われた。まだ当選者の発表はされていない。しかも1時間半が経過した時間、つまり実際の放送時間で言う所の26:30からは『丑三時にはもって濃い』と言ったDEATH METALやBLACK METAL等を紹介するコーナーで、とてもHEAVEN AND HELL LIVEの当選者を発表するとは思えない。
(――??番組エンディングで発表するのかな??)
今年は残暑も厳しい。俄にじとっと嫌な汗が浮かぶ。エンディング迄早送りしたが「See ya!!!!」と政則氏が叫び、番組は終了してしまった。
(!!???)
絶対この放送中に発表する筈である。ましてや「当選は商品の発送をもって…」なんて事もあり得ない。
(先週私が聴いた放送わ夢だった、のか…っ!!??)
頭の中であらゆる可能性が飛び交う。私は気を鎮め、『丑三〜』とエンディングに挟まれた15分間へと巻き戻しした。


「“アンバサダーズ・オブ・ロック”HEAVEN AND HELL名古屋公演プレゼント、当選者の発表ですっっ!!!!」
頭の中の杞憂がこっぱ微塵に吹き飛んだ。
いよいよショー・タイムの始まりである。
 

天国と地獄 Pt.W

TTUCKER PAYNE -2007年10月23日
その夜のボクの夢想…。「名古屋かぁ、久し振りやなぁ♪ 結構長い事行ってないわ〜。
それにしたかて新幹線まで付いてるやなんてめっちゃ移動楽やでっ。 大阪出てめっちゃ早よ着くんちゃうん! 別にそこまでしてくれんでも自力でちゃんと行くのに(笑) でも言うても名古屋入ってから会場迄の行き方わ調べとった方がよさそうやな

ホテルかてふらふら呑み屋廻ってたらどうせ朝なるし、まぁ一回位わホテルでくつろいで贅沢に過ごすんも全然アリかしら。


!!☆ そうや折角やから名古屋早い事入っていっぺん『世界の山ちゃん』行ってみたいわぁ。 手羽先で呑ってからLIVE観るとか最高やんっっ◎


――ってかそう言えばディオ時代のSABBATH、『HEAVEN AND HELL』以外の2枚も聴いといた方がえぇょなぁ。 もう最近出たベスト盤でもえぇっか、あっこに入ってた新曲演るかも知れんし。 ついでに前座のTRIVIUMもこれを機会に買うてもえぇかも〇 どうせチケットも交通費もタダやねんしその分金使ってもバチ当たらんっしょっっ!!
ちょっと楽しみ過ぎるでコレ♪♪♪♪」



名古屋公演に関する思考わ、尽きない。
 

天国と地獄 Pt.V

TTUCKER PAYNE -2007年10月22日
――当選者発表当日。
私はその夜も例外なく外出していた。当然、当選者が発表される深夜番組のタイマー録音も抜かりない。夜が明けて帰宅した際に聴き返すのだ。


ふと気付くと、不在着信が2件残っている。2件とも非通知設定である。更に、留守電にこう残っていた――。

「えーもしもし、〇〇さん(←私の本名)の携帯電話でしょうか?ワタクシFM802ロック・オンのスタッフの者ですけれども。またお電話します、失礼します」

2件目の不在着信の時刻と留守電のそれがぴたりと一致している。「またお電話します」と言う着信からまだ電話はない様だ。
(来た!!!!)

FM802から私に電話があるなんて他に理由はない。予想通り、私が当選したのだ!!時刻は23:00を少し過ぎた頃。25:00の放送開始迄はまだ時間がある。沸き上がる興奮を解放したまま2人の知人に電話を入れた。ペア招待のもう一人を誘う為だ。だがその時かけた2人とも平日は仕事でやむなく断念、との返事。私は明日にでも別の知人を当たる事を決意。それでも2人とも私の幸運を心から祝福してくれた。

その後再び携帯に触れない状況になったが、あの留守電以来FM802から連絡が無いまま朝を迎えた。

あとは録音していた放送を聴き返し、私の名前が呼ばれるのを聴くだけである。
 

天国と地獄 Pt.U

TTUCKER PAYNE -2007年10月21日
――その時、
耳馴染みのラジオの深夜番組のDJの言葉に俄然私は色めき立った。

『HEAVEN AND HELL名古屋公演に関西のリスナー2組4名御招待!!!!往復の新幹線とホテルも御付けします』

(私の為の企画だぁ。)本気でそう思った。ただただ欲望を押さえ付け手をこまねいているだけの私に天がチャンスをくれたのだ、と思った。
そして私は、応募する前から勝手に当たった気になっていた。


近年実は元気なClassic Rockの大物達のLIVEをHARD ROCK CAFFEのバックアップで盛り上げようと“アンバサダーズ・オブ・ロック”と題してキャンペーンをしており、その一環でHARD ROCK CAFFEが関西のファンを招待してくれると言うのだ。

HARD ROCK CAFFEと私は縁もゆかりもある。神戸ハーバーランドにHARD ROCK CAFFEが新店をopenした時にはFM802の公開録音番組に出向き、雰囲気をリポートしたものだ。
今回応募したハガキにはその辺の思い出話は勿論、BLACK SABBATH、番組、DJ伊藤政則氏、そしてHM/HRに対する熱い思いをこれでもかとばかりにぶつけた。

これでいよいよ、私の当選は確実なものになった。

そして迎えた当選者発表の日―――。
 

天国と地獄 Pt.T

TTUCKER PAYNE -2007年10月20日
長いよ、今回わ(苦笑)


名作がごろごろと発表された1980年。その年でも一際輝くBLACK SABBATH『HEAVEN AND HELL』―――昨今のBANDの間で「好きだ」と言う事自体がトレンドとなっているBLACK SABBATHが、Vo.をオジーから元RAINBOWのロニー・ジェイムズ・ディオに代えて初めてのアルバム。希代のリフ・マスター、トニー・アイオミと暗雲の音質で這いずり回るギーザー・バトラーのBa.の上でディオの妖しくも力強いVo.が駆け昇ると言う奇跡の融合を実現したその音世界は21世紀に入った今尚ギラリと黒光りを放つ。残念ながら短命に終わったこのラインナップであったが各々BLACK SABBATH、DIO、GEEZERと偉大なる足跡を残して来た。そして何と、この伝説のラインナップが20余年の時を経て、復活し来日すると言う。
HEAVEN AND HELLと名作のタイトルをBAND名に冠し、着実に日本に根を下ろし始めたHM/HRの祭典LOUD PARKのヘッド・ライナーとしてである。「こ、これわ、、観たいっ」と生唾を飲み込んだアタクシであったが、開催が関東圏である事(関西ではダイジェスト版的に大幅に縮小されて行われる)、Dr.がビル・ワードでない事、と言ういかにももっともらしい理由もさる事ながら、もう一つ、私の切迫したのっぴきならない理由からチケット争奪戦を辞退。自らを抑圧し、LIVEを諦める様言い聞かせて毎日SABBATHの名作郡を聴き耽る日々。「自分は伝説のBANDを肌で体験する事が出来ないんだ」深まる秋と共に退廃的なムードが私を包む。
(嗚呼私わこのまま英国のどんより暗い雲空そのものになるんだぁ。)目から活力が失せ、最早あらゆる集中力が消えかけたその時―――。



その時、
 

大和川の畔にて

TTUCKER PAYNE -2007年10月18日
遊びぢゃなく


誰にやらされる訳でもなく


本気で

全力で

真剣に


何かにぶつかって行った事わありますか?



そうやって初めて、

大きく深い感動に出逢うんだ。
 
  • ほねつぎ屋さん 「タッカー、久し振りやな。この前の連休、3日ほど旅をして、自然の偉大な力と、1年振りに合う、友の友情の暖かさに、感動と力を頂いて来ました。近々合った時に、少しだけおすそ分けするな!」
  • TTUCKER 「《ほねつぎ屋さん》 御無沙汰してますm(__)m!! 最近大和川ばかりうろついておりまして(笑)また何処かでばったり遭遇する事を楽しみにしてます!! 大自然に魅了された上に友人さんとの繋がりも感じられるとは凄い良い旅ですね◎」
  • TTUCKER 「《ほねつぎ屋さん》 おすそ分けは自然の偉大な力を腹いっぱい吸い込んだそれはそれは綺麗な“石”でした☆ ほんまに有り難う御座いますっっ!!!!見れば見るほどえぇですわぁV 旅の譚、詳しく聞けるん楽しみにしてまっっすっ◎」

秋風とコーヒー

TTUCKER PAYNE -2007年10月2日
寄せてわ帰し引いては戻るコンニチワ秋の昼下がり。

食欲の秋と洒落込んで醤油と背骨を薬味に焼き秋刀魚で矢次早に炊きたての白飯をかっ喰らうのも良いけど、

明るい雲と高い空の下、爽やかにHARLEM SCAREMなんか聴きながらチャリで風切るのも中々イイね。


解散しちゃうんだってねHARLEM SCAREM。
心に沁み入るメロディを有り難う。


映画館までチャリを漕いでいるのサ。
『酔いどれ詩人になる前に』ってやつをサ。

一体ボクわ何を確認しに行くのだろうか?

先人達の深い優しさか。

はたまた諦めを悟った人の強さか。――――うぉっっ、MANICIPAL WASTEに変わってしもたっっっ(烈)!!!!!!
(何処かのカツヨリ風のblogでした)
 

JUDAS PRIEST『PAINKILLER』

TTUCKER PAYNE -2007年10月1日
新入りスコット・トラヴィスの衝撃のドラム・イントロで幕を開けるMETAL GOD、JUDAS PRIEST1990年会心の大傑作。
当時アンダーグラウンドから爆発的に勢力を拡大していたTHRASH METALの攻撃性を呑み込んだこのアルバムは、英国の重みと圧倒的な破壊力が漲る名盤となった。

ロブ・ハルフォードのヴォーカルは司祭が叫ぶが如くヒステリックに谺し、グレン・ティプトン&K.K.ダウニングに拠る密度の濃い重厚なリフの数々と荘厳を極めたツイン・リードが鳴り響く。 徹底的にアグレッシヴな単語を選び抜いた歌詞もアルバムの激しさに拍車を掛ける。

血管ぶち切れ寸前、JUDAS PRIEST史上最もハイ・テンション/ハイエナジーな タイトル・トラック“Painkiller”は正に秒殺の一曲。
HMサイドのA面(@〜D)、HRサイドのB面(E〜I)とひたすらHM/HRを貫く素晴らしい楽曲が収められており、“Painkiller”から完璧な流れを見せる“Hell Patrol”、ロブの言葉の填め方/乗せ方とリフとの絡みが絶妙な“All Guns Blazing”、スコットの壮絶なドラミングとPRIEST伝統のメロディとの融合“Leather Revel”、取り分けアグレッシヴな名曲“Metal Meltdown”、英国の湿り気を含んだ“Night Crawler”、兎に角ギター・ソロがカッコ良過ぎる“Betweem The Hammer & The Anvil”、グレンの慟哭ギター・ソロとロブのヒステリックなシャウトが炸裂するバラードの傑作“A Touch Of Evil”、大名盤最後を飾るにふさわしいウィニング・ラン“Battle Hymn〜One Shot At Glory”と一切捨て曲無し。
威厳に溢れながらもクリアな音像のクリス・タンガリーデスのプロデュースも見事の一言。


『PAINKILLER』発表後、BANDは2度の全米ツアーとワールド・ツアーを敢行、ツアー終了と共にBAND有史以来フロントに君臨して来たロブ・ハルフォードが脱退。 JUDAS PRIESTは長い地獄の日々に突入する。